「伝え返し」の重要性
私は、悪いクセである「質問ぜめ」が、なかなか治らなく苦労しました。
「質問ぜめ」の悪いところは、相手が質問に答え、答え終わったら次の質問を待つ、そして次の質問に答える、というように、相手が、質問を待つスタイルになってしまい事です。
それでは、質問も途切れてしまいますし、相手にとっては、相談しに来ているのに、相談できないという不信感だけが残ってしまいます。
このクセを治す事ができたのは、「伝え返し」を覚えたからです。
「伝え返し」は、相手の言った言葉を、自分の言葉で返す事です。
たとえば、
相手:「昨日辛い事があったんだよねー」
自分:「辛い事があったんだー」と伝え返すと、
相手:「そうなんですよ。会社で自分やった仕事を上司が横取りしたんですよ」
自分:「横取りしたんだー」
相手:「ゆるせないでしょ。大変な仕事だったんだから・・・」
こんな感じです。
実際は、こんなに上手くいかないと思いますが、使ってみて自分なりの伝え返しを身につけてください。
伝え返しは、「自分はこう思っていますけれど、どうですか」という確認の意味もあります。
また、伝え返しをする事で、相手の「鏡」になる役割もあります。
ぜひ、この「伝え返し」を身に付けてください。
ロープレで苦労している人は、楽になりますよ