「共感」の大切さ

意味は分かっているようで、なかなか出来ないのが「共感」です。

 

「共感」とは、自分が感じている事が相手の感じている事と同じかを確認する。相手の感じている事を、相手の気持ちになって感じる事です。

 

よく勘違いをするのは、「あー、それ分かるー。私もその経験があるから一緒だ。」

というのを「共感」と言う人がいますが、それは「同感」です。

「同感」をやると、分かってないくせにと思われ、相手が話さなくなりますし、逆に怒ってしまうかもしれません。

 

例えば、雨が降っていることが、嬉しい人がいます。。

なぜ雨が降って嬉しいの?と疑問を持ちますよね。

 

その人は、雨が降る事で、運動会が延期になる。

延期になっても運動会はやるのに、何故なんだろう?結局嫌な事は、後回しにしたいだけなの?

 

実は運動会の日は、大好きなお父さんが仕事で来れないけどだけど、延期になれば、お父さんが運動会に来れるかもしれない。そしたら一緒に親子競争に出るんだ。だって、お父さんは、足が速いんだから。

 こんなドラマがあるかもしれません。

 

もし、決め付けで「嫌な事は後回しにしても変わらないよ。私もそうだったから気持ちは分かるよ。」

なんて言ったら、その後、絶対話してくれません。

 

相手の気持ちになって感じる。わからない事は聞いて、相手の気持ちを理解する。

「何故なんだろう」を聞くことのより、相手の気持ちを感じる事が出来ます。

 

この「何故なんだろう」は、相手が話したい事、聞いて欲しい事かもしれません。

 

「共感」と「同感」。

 

2つの意味の違いは、簡単なように見えて難しい事です。