「傾聴」がカウンセリングの基本

私の解釈では、傾聴とは「相手の話を、そのまま受け止め、聴くこと」です。

 

この「傾聴(技法)」は、私には難しく、「人の話を聞けない人間」にとっては身につけるまで、時間がかかり苦労しました。

 

CDAのテスト対策で、「聴き方・質問の方法・質問のトレーニング」などのテキストをネットで購入して勉強しましたが、私は合格できませんでした。(他の人は、合格する人もいるので、否定するつもりはありません。あくまでも私の場合です)

なぜなら、何度も書いているように、質問トレーニングをすると、相手の話に集中できず、反射的に良い質問をしようと考えてしまいます。

 

やはり、相手が主人公なので、相手の話を集中して聴く必要があります。

アメリカの心理学者カール・ロジャーズの「来談者中心療法」のベーズになっている、

 ・受容(無条件の肯定的配慮)

 ・共感(共感的理解)

 ・一致(純粋性、統合)

が、一番大事なことで、カウンセリングの基本になると思います。

カウンセリングだけでなく、仕事でもこの「傾聴」を使って聴くと、今まであまり話したことのない人でも、本心を話してくれたりします。

また、「傾聴」は、指示やアドバイスを言うことをしないので、本人が自ら考え行動できるようになります。